自分の好みのジャンルが分かると絵を選びやすくなります
初めて絵画を購入するときに、どんな絵を選んだらよいのでしょうか?
例えば、 「子供さんやお孫さんに、時が経っても価値の下がりにくい絵を残してやりたい」 「お客様をお招きした際、誰もが知っている画家の絵を飾っておきたい」 など、絵の購入の目的は人によって違うでしょう。
絵画のジャンルを知ることで、あなたの絵画購入の目的に沿った作品を選ぶことができます。 また、欲しい絵がどんな位置づけなのか知った上で購入することができます。
4つのジャンルって?
では、絵画にはどんなジャンルがあるのでしょうか? 日本で一般的に購入できる絵画をカテゴリー分けすると、表の通り、4つのジャンルに分けることができます。
「近代絵画」、「現代美術」、「日本画」、そして「日本の洋画」です。 では、それぞれのジャンルを詳しく見ていきましょう。
近代絵画
近代絵画とは、おおよそ19世紀後半から20世紀半ばにかけてフランスを中心に発展した近代美術のこと。 具体的には、モネやルノワールなどの印象派や、20世紀初頭にフランスで花開いたエコール・ド・パリなどを指します。 このジャンルは、いまだ世界的に人気が衰えることはなく、ピカソ、ゴッホ、モジリアーニ、セザンヌ、ゴーギャンなど作品によっては数百億円で取引されています。 翠波画廊では、ピカソ、藤田嗣治、シャガール、ユトリロなどフランス近代画家の作品を中心にご紹介しています。
現代美術
現在活躍中のアーティストによる美術作品です。 作品そのものの美しさやイズムではなく、コンセプトが重視される現代アートは、コンテンポラリーアートとも呼ばれます。 1960年代にアメリカで誕生したポップアートの一連の画家アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンシュタインなどのアーティスト以降に世界的に活躍したアーティストがここに含まれます。日本人では草間彌生や奈良美智、村上隆や名和晃平といった現代作家の作品が、世界で高く評価されています。
日本画
日本画は、岩絵の具を膠で溶いて和紙や絵絹に描く日本の伝統技法で描かれた作品です。 元々は、明治時代に西洋から油絵が伝わった際に、油彩と区別するために生まれた概念でした。額に入っているものに加え、掛け軸の状態で取り扱われる作品もあります。横山大観、上村松園などが日本画で代表的な作品を制作しました。近年では、東山魁夷、平山郁夫、加山又造などの人気画家がいます。
日本の洋画
明治以降に西洋画の表現技法を取り入れて、日本人画家によって描かれたのが日本の洋画です。 佐伯祐三や黒田清輝を筆頭に、フランスに留学した画家たちが現地で西洋画を学び、日本に西洋画の技法と画風をもたらしました。日本では人気の高い東郷青児や荻須高徳、小磯良平らが代表的な洋画家として挙げられます。 日本画と日本の洋画は、主に日本人の間で人気があり、作品の売買はほとんどが日本国内のマーケットに限られます。そのため美術史に名を残す世界的巨匠の絵が数億~数百億円で取引されていますが、日本画家と洋画家の絵が、億単位ですら取引される画家は殆どいません。
日本人の画家で藤田嗣治や草間彌生の作品は、億の単位で取引されることもありますが、藤田は近代フランスのエコール・ド・パリの画家としての評価あり世界的画家です。また、草間彌生は1960年代にニューヨークで活躍し、ニューヨークを拠点に活躍する年間の売り上げが5000万ドルを上回るメガギャラリーの一つデヴィッド・ツヴィルナーギャラリーが取り扱うことでマーケットの地位を確立し作品は世界中で取引されています。 しかし、日本にしかマーケットのない日本画と洋画の価格は、どうしても市場規模に比例したものになってしまいます。
世界で通用する画家の絵は資産としても安心
世界のマーケットで取引されるような有名画家になれば、作品の値段も何千万、何億といった単位になっていきます。こういった世界にマーケットが開かれた画家の作品は、日本の景気に良し悪しに左右されない為、将来的な資産としても選びやすいのではないでしょうか。 もしあなたが、「将来的な資産として」「お子さんやお孫さんに残すために」絵をお探しなら、すでに安定した評価が得られていて市場が世界規模の作家を選ぶことが、一つの基準になるでしょう。
メルマガシリーズ全8話を最後まで読んでくださった方には、 特別なプレゼントをご用意していますのでお楽しみに…!
私たちがご提供できること
1. 絵画購入のご相談
熟練の画商が、あなたにあった、絵画をたくさんのコレクションの中からご提案します。もちろん、無理に販売するということではありません。あなたがどんな絵画をどんな値段でほしいと思っているのか、あなたの要望に合わせて、選び方、設置シーンを検討しながら、提案させていただきます。
2. 絵画売却のご相談
現在、ご自宅に絵画や美術品をお持ちの方で、どのように売却すればいいかわからないという方のためには、相場を踏まえて買取査定価格を出させていただきます。きっと家で大切にされていた美術品でしょうから、お好きで大切にしてくださる次のお客様へと私たちが橋渡しをさせていただきます。
3. 絵画を使った節税対策
会社を経営されている方や病院の院長様、または個人事業の方は、絵画を使った節税が可能です。具体的なスキームと、購入後の流れ、売却なども視野に入れた具体的な内容をアドバイスします。